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白鳥入蘆花

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たとえば、乗り合わせたバスがすごく混んでいて
座席にすわっているとする。
そこへ高齢者の方、あるいは妊婦さん、身体の不自由な方が乗車してきた。
周囲を見回し、すっと席を立つ・・・
その方が空席を見つけて座る。

たとえば、誰も居ない昼休みのオフィス。
片隅に置いてある花瓶の下に花びらが、
植木鉢の下に観葉植物の葉が、
あるいは小さなごみが落ちていたり
少しちらかっていたとして。
ささっと片づけてもとどうりにする・・・
いつものように会社の人たちが帰ってきて
何事もなかったように仕事を始める。

さりげなさには、決して主張がない。
当たり前のことを当たり前にする。
人知れず、ただ自然に行う。
いたって地味。
だからいい。
どこそこの誰が誰々のためにしてあげた、
が、ないからいい。
誰にも余計な気を遣わせることなく
その場に清々しい空気が流れ
気持ちよくなれる。

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「白鳥入蘆花」

~白鳥が真っ白い芦花の中に舞い込むと、
その姿は見えなくなる。
しかしその羽風のために
それまで静かだった芦原が一面にそよぎだす~

作家下村湖人が座右の銘とした言葉です。
「次郎物語」第三部の中でそれは出てきます。
高校生の時これを読んだ私。
大人になった現在までずーっと
常に頭の片隅にこの言葉が在りました。

大人になると、
純粋な心は、ときに打ち砕かれることがあります。
ドロドロとした人間同士の神経戦のような駆け引きに
身も心も、疲れ果ててしまうこともあります。
他人のスタンドプレーや自己満足の様子を
目の当たりにするのは嫌なものです。
「他」に求め過ぎてしまうと傷つきます。
常に自分自身が一定でなければ
白鳥にはなれないのです。

「流水、無心にして落花を送る」

心が、純粋さから
かけ離れていきそうになったら
それを取り戻そうと
焦る自分が
ときどき居ます。





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Posted by purecream on 03.2010   0 comments   0 trackback
Category :大切なこと

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